2007年10月12日(金) 21:01
エディット・ピアフ 〜愛の賛歌〜
ちびちび的プチ評:


唄とストーリーがベストマッチ!圧倒されました。
製作年 : 2007年
製作国 : フランス=チェコ=イギリス
配給 : ムービーアイ エンタテインメント
監督・脚本: オリヴィエ・ダアン
出演 : マリオン・コティヤール、ジェラール・ドパルデュー
あらすじ:
1915年にパリのベルヴィルで生まれたエディットは幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。
一度は失明したものの奇跡的に回復し、後に大道芸人の父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っているところを、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。
やがて世界的なスター歌手となった彼女は生涯最愛の恋人マルセルと出会うのだった…。(goo映画より)
この映画を素晴らしい形にしてくれたのは、
なによりも、マリオン・コティヤールの演技でしょう。
20歳のはじけるような笑顔から、
47歳で亡くなる寸前の老婆のような姿まで。
映画本編ではピアフの歌声が使われているそうですが、
彼女の息遣いや舌の動きまで研究したというマリオン。
ピアフ本人がのりうつったような舞台シーンには、
思わず涙がでました。
でも、ピアフの歌は聞いたことがあっても、
こんなにエキセントリックな人だとは・・・
思いもよりませんでした。
ほろ酔い気分でジョークを飛ばし、
愛嬌を振りまいていたかと思うと、
次の瞬間には叫び声をあげ、ワガママをまき散らす。
愛する人にはいつも側にいて欲しい。
そして、何があっても舞台に立ちたい。歌いたい。
そんな彼女を作り上げたのは、
どんな過去だったのか。
晩年の姿と幼少期からデビュー初期辺りを
いったりきたりしながら話は進みます。
そこに彼女の歌がうまく配されていて、
彼女がどんな思いで歌を歌ったのか、
実にすんなりと入ってきました。
この演出が一番効いていたのは、
恋人・マルセルを亡くしたシーンです。
訃報に耳を貸さず、屋敷中を探し回るピアフ。
迷路のような通路を抜けた先に舞台があり、
「愛の賛歌」を高らかに歌い上げます。
酒とクスリでぼろぼろになった身体は、
背骨がまがり、眼窩が飛び出し、40代には見えません。
そんな姿を恐れずに演じたマリオンもすごいけど、
普通の女なら。
こんな姿を誰にも見せたくない、と思うのではないかと思います。
でも、歌姫ピアフはプロ。
倒れても、倒れても、立ち上がって歌い続ける。
あんなに激しい人生を送って、
それでも、
「後悔はしない!」
と言えるなんて。
歌声に惚れ、生き方に惚れました。
この映画を見ると、絶対欲しくなるサントラ盤。
ちびちび的プチ評:


唄とストーリーがベストマッチ!圧倒されました。
製作年 : 2007年
製作国 : フランス=チェコ=イギリス
配給 : ムービーアイ エンタテインメント
監督・脚本: オリヴィエ・ダアン
出演 : マリオン・コティヤール、ジェラール・ドパルデュー
あらすじ:
1915年にパリのベルヴィルで生まれたエディットは幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。
一度は失明したものの奇跡的に回復し、後に大道芸人の父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っているところを、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。
やがて世界的なスター歌手となった彼女は生涯最愛の恋人マルセルと出会うのだった…。(goo映画より)
この映画を素晴らしい形にしてくれたのは、
なによりも、マリオン・コティヤールの演技でしょう。
20歳のはじけるような笑顔から、
47歳で亡くなる寸前の老婆のような姿まで。
映画本編ではピアフの歌声が使われているそうですが、
彼女の息遣いや舌の動きまで研究したというマリオン。
ピアフ本人がのりうつったような舞台シーンには、
思わず涙がでました。
でも、ピアフの歌は聞いたことがあっても、
こんなにエキセントリックな人だとは・・・
思いもよりませんでした。
ほろ酔い気分でジョークを飛ばし、
愛嬌を振りまいていたかと思うと、
次の瞬間には叫び声をあげ、ワガママをまき散らす。
愛する人にはいつも側にいて欲しい。
そして、何があっても舞台に立ちたい。歌いたい。
そんな彼女を作り上げたのは、
どんな過去だったのか。
晩年の姿と幼少期からデビュー初期辺りを
いったりきたりしながら話は進みます。
そこに彼女の歌がうまく配されていて、
彼女がどんな思いで歌を歌ったのか、
実にすんなりと入ってきました。
この演出が一番効いていたのは、
恋人・マルセルを亡くしたシーンです。
訃報に耳を貸さず、屋敷中を探し回るピアフ。
迷路のような通路を抜けた先に舞台があり、
「愛の賛歌」を高らかに歌い上げます。
酒とクスリでぼろぼろになった身体は、
背骨がまがり、眼窩が飛び出し、40代には見えません。
そんな姿を恐れずに演じたマリオンもすごいけど、
普通の女なら。
こんな姿を誰にも見せたくない、と思うのではないかと思います。
でも、歌姫ピアフはプロ。
倒れても、倒れても、立ち上がって歌い続ける。
あんなに激しい人生を送って、
それでも、
「後悔はしない!」
と言えるなんて。
歌声に惚れ、生き方に惚れました。
この映画を見ると、絶対欲しくなるサントラ盤。
![]() | エディット・ピアフ~愛の讃歌 サウンドトラック エディット・ピアフ EMIミュージック・ジャパン 2007-09-05 売り上げランキング : 711 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2007年10月11日(木) 15:05
ミス・ポター
ちびちび的プチ評:


絵本の世界をそのまま映画にしたような映像。
ユーモアたっぷりで、アニメとの融合はお見事!
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ=イギリス
監督 : クリス・ヌーナン
製作総指揮 : レニー・ゼルウィガー
出演 : レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、
ビル・パターソン、バーバラ・フリン
あらすじ:
ヴィクトリア朝の封建的な空気が残る1902年のロンドン。上流階級の家庭に育ったビアトリクスは、子供の頃からの夢であった絵本を出版しようとしていていた。
主人公は、青い上着を着た愛らしいうさぎ、ピーター。
新人編集者、ノーマンはビアトリクスの絵に魅了され、二人で制作した絵本はたちまちイギリス中に知られるようになった。
いつしか愛し合うようになる二人だったが、ビアトリクスの両親は身分違いの結婚を許さなかった。(goo映画より)
まるで冗談のようなもみあげの父と、
絵に描いたような上流婦人の母。
周囲のセットはもちろん、
彼らの衣装・ふるまいを見ただけで、
これがどんな時代なのかがよく分かります。
絵本を出版したいと願うオールド・ミスの女性には、
さぞかし息苦しい時代だったことでしょう。
ちびちびも「ピーター・ラビット」シリーズの本を持っていますが、
なんでこれだけサイズが違うんだろうと
長い間、疑問でした。
これがビアトリクスのアイデアだったとは!
子どもの頃から親しんできた本の誕生秘話。
絵本の色使い、水彩画のタッチ。
ビアトリクスの心象を写して自由に動き出す動物たち。
アニメと実写の融合シーンも自然でかわいい。
これだけだと、
単純な映画になってしまいそうですが、
なにより脚本のユーモアが秀逸なのです。
仕事を持つ女性として、
社会進出と自立を目指すビアトリクスに、
影のようにピタリと寄りそうミス・ウィギン。
台詞はほとんどありませんが、
彼女がそこにいるというだけで、とってもコミカルになる。
ビアトリクスと二人きりになろうと画策するノーマンの姿は、
いじらしいくらいにかわいい。
そのノーマンとの悲劇を経て、
ビアトリクスはイギリスの湖水地方に移り住み、
自然を残すための運動をはじめます。
美しい故郷の風景を残したいという思いはもちろん、
彼女の「お友達」が暮らす場所を守ることは、
とても自然な思いつきだったのでしょう。
だって、彼女の中で、
ピーターはホントに生きてるんですから。
こんな風に納得させてくれるのも、
レニー・ゼルウィガーの演技があったからです。
絵の中の「お友達」と遊ぶ時の表情や、
ノーマンを見るときの目。
ホント、「可愛い乙女」みたい。
素晴らしい演技でした。
ちびちび的プチ評:


絵本の世界をそのまま映画にしたような映像。
ユーモアたっぷりで、アニメとの融合はお見事!
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ=イギリス
監督 : クリス・ヌーナン
製作総指揮 : レニー・ゼルウィガー
出演 : レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、
ビル・パターソン、バーバラ・フリン
あらすじ:
ヴィクトリア朝の封建的な空気が残る1902年のロンドン。上流階級の家庭に育ったビアトリクスは、子供の頃からの夢であった絵本を出版しようとしていていた。
主人公は、青い上着を着た愛らしいうさぎ、ピーター。
新人編集者、ノーマンはビアトリクスの絵に魅了され、二人で制作した絵本はたちまちイギリス中に知られるようになった。
いつしか愛し合うようになる二人だったが、ビアトリクスの両親は身分違いの結婚を許さなかった。(goo映画より)
まるで冗談のようなもみあげの父と、
絵に描いたような上流婦人の母。
周囲のセットはもちろん、
彼らの衣装・ふるまいを見ただけで、
これがどんな時代なのかがよく分かります。
絵本を出版したいと願うオールド・ミスの女性には、
さぞかし息苦しい時代だったことでしょう。
ちびちびも「ピーター・ラビット」シリーズの本を持っていますが、
なんでこれだけサイズが違うんだろうと
長い間、疑問でした。
これがビアトリクスのアイデアだったとは!
子どもの頃から親しんできた本の誕生秘話。
絵本の色使い、水彩画のタッチ。
ビアトリクスの心象を写して自由に動き出す動物たち。
アニメと実写の融合シーンも自然でかわいい。
これだけだと、
単純な映画になってしまいそうですが、
なにより脚本のユーモアが秀逸なのです。
仕事を持つ女性として、
社会進出と自立を目指すビアトリクスに、
影のようにピタリと寄りそうミス・ウィギン。
台詞はほとんどありませんが、
彼女がそこにいるというだけで、とってもコミカルになる。
ビアトリクスと二人きりになろうと画策するノーマンの姿は、
いじらしいくらいにかわいい。
そのノーマンとの悲劇を経て、
ビアトリクスはイギリスの湖水地方に移り住み、
自然を残すための運動をはじめます。
美しい故郷の風景を残したいという思いはもちろん、
彼女の「お友達」が暮らす場所を守ることは、
とても自然な思いつきだったのでしょう。
だって、彼女の中で、
ピーターはホントに生きてるんですから。
こんな風に納得させてくれるのも、
レニー・ゼルウィガーの演技があったからです。
絵の中の「お友達」と遊ぶ時の表情や、
ノーマンを見るときの目。
ホント、「可愛い乙女」みたい。
素晴らしい演技でした。
2007年09月05日(水) 14:41
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ちびちび的プチ評:
成長したね〜だけどなんか辛そうだね〜。
そればかり気になりました。
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
監督 : デヴィッド・イェーツ
出演 : ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム・カーター、
レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ゲイリー・オールドマン
あらすじ:
ホグワーツの5年生になって学校に戻ったハリー。しかし、ホグワーツでは「闇の帝王」ヴォルデモートが蘇った事実が全く知られていなかった。ファッジ魔法大臣は、ダンブルドア校長が自分の地位を狙って嘘をついていると疑う。ダンブルドアとホグワーツの生徒たちを監視するために、「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師、ドローレス・アンブリッジ先生を送り込む。ドローレス先生の仕打ちから、窮地に陥れられたハリーは…。(goo映画より)
ちびちびは、シリーズの本はすべて読んでいますが、
映画を観るのは1作目の『秘密の部屋』以来です。
なので、一番の感想は、
大きくなったね〜
でした。
逆に、本は読んでいなくて、
映画だけをずっと観ている友人は、
お話がさっぱり分からなかったとのこと。
観終わってから、
「名前を言ってはいけないあの人」と、
「闇の帝王」と、
「ヴォルデモート」は同一人物のことですよ〜、
と、そこから説明しなければなりませんでした。
たぶん、どんどん登場人物が増えていて、
お話も壮大に複雑化しているので、
本を読んでしっかり予習した後、
別のものとして映画を観るのが正解かもしれません。
で。
子どもと大人の間にいるハリー。
うそつき呼ばわりされることに苛立ち、
危機感の違う友人に苛立ち、
相手にしてくれない校長に苛立ち、
思うように行かない恋に苛立ち、
学校の体制が変わることに苛立ちます。
原作を読んでいるときには、
ハリーの「苛立ち」が辛かったのですが、
映画ではそれより「暗さ」が目立った気がしました。
ま、あんだけ長いお話を、
よくこれだけまとめたな〜とは思いますが。
圧巻なのは、
ドローレス・アンブリッジを演じたイメルダ・ストーントンです。
いつもピンクの洋服を着て、
レース小物に囲まれて、にこやかなおばさま。
でも、自分の思うように学校を支配すること、
権力を手にすることだけを考えて突っ走る。
そんないけ好かない役どころなのですが、
実に生き生きとしていました。
こんな「嫌われ役」がいると、映画が引き立ちますね。
気になるのは、
他の役者さんたちの「反応」です。
誰かの演技に対して、
化学反応のように相手役に伝わっていくのが、
「演技」だと思います。
それが、あまり見えなかった。
まるで商業演劇の舞台を見ているよう・・・
1作目では、
ハリー役のダニエルくんはじめ、
子どもたちはもっと溌剌と生きていた感じがしたのですが、
やっぱり超有名作品に出演し続ける辛さがあるのかな〜、
なんて、いらぬ心配をしてしまいました。
だって、ダニエルくん、ちょっと顔がヘンですよ?
これがハリーとしての表現ならいいけれど、
ダニエルくん個人のものならば、
人間として、心配です。
それにしても。
悪役といえばダースベイダーが思い浮かぶ、
友人とちびちび。
共通の感想は、
「闇の帝王がちっちゃいね〜」
でした。
はっきり言って、迫力不足!
この映画を観ながら、ちょっと今の日本を考えました。
おぼっちゃまアベちゃんが進めようとしている
「教育改革」。
管理を徹底して、教員の質をあげて、
なんて言ってますが。
アンブリッジさんと同じです。
教育される側の子どもたちを見ていない。
ホグワーツでは双子のウィーズリー兄弟が反乱を起こし、
ヴォルデモートの復活も確認されたことで、
この後、事態が変わっていきます。
が、日本の子どもたちは、
反乱する牙も抜かれてしまっているような気がして、
もっと怒りなさいよ!日本人!
と、思ってしまったのでした。
原作はこちら!
子ども向けにしちゃ、でかいし値段も強気ですよね〜。
ちびちび的プチ評:
成長したね〜だけどなんか辛そうだね〜。
そればかり気になりました。
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
監督 : デヴィッド・イェーツ
出演 : ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム・カーター、
レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ゲイリー・オールドマン
あらすじ:
ホグワーツの5年生になって学校に戻ったハリー。しかし、ホグワーツでは「闇の帝王」ヴォルデモートが蘇った事実が全く知られていなかった。ファッジ魔法大臣は、ダンブルドア校長が自分の地位を狙って嘘をついていると疑う。ダンブルドアとホグワーツの生徒たちを監視するために、「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師、ドローレス・アンブリッジ先生を送り込む。ドローレス先生の仕打ちから、窮地に陥れられたハリーは…。(goo映画より)
ちびちびは、シリーズの本はすべて読んでいますが、
映画を観るのは1作目の『秘密の部屋』以来です。
なので、一番の感想は、
大きくなったね〜
でした。
逆に、本は読んでいなくて、
映画だけをずっと観ている友人は、
お話がさっぱり分からなかったとのこと。
観終わってから、
「名前を言ってはいけないあの人」と、
「闇の帝王」と、
「ヴォルデモート」は同一人物のことですよ〜、
と、そこから説明しなければなりませんでした。
たぶん、どんどん登場人物が増えていて、
お話も壮大に複雑化しているので、
本を読んでしっかり予習した後、
別のものとして映画を観るのが正解かもしれません。
で。
子どもと大人の間にいるハリー。
うそつき呼ばわりされることに苛立ち、
危機感の違う友人に苛立ち、
相手にしてくれない校長に苛立ち、
思うように行かない恋に苛立ち、
学校の体制が変わることに苛立ちます。
原作を読んでいるときには、
ハリーの「苛立ち」が辛かったのですが、
映画ではそれより「暗さ」が目立った気がしました。
ま、あんだけ長いお話を、
よくこれだけまとめたな〜とは思いますが。
圧巻なのは、
ドローレス・アンブリッジを演じたイメルダ・ストーントンです。
いつもピンクの洋服を着て、
レース小物に囲まれて、にこやかなおばさま。
でも、自分の思うように学校を支配すること、
権力を手にすることだけを考えて突っ走る。
そんないけ好かない役どころなのですが、
実に生き生きとしていました。
こんな「嫌われ役」がいると、映画が引き立ちますね。
気になるのは、
他の役者さんたちの「反応」です。
誰かの演技に対して、
化学反応のように相手役に伝わっていくのが、
「演技」だと思います。
それが、あまり見えなかった。
まるで商業演劇の舞台を見ているよう・・・
1作目では、
ハリー役のダニエルくんはじめ、
子どもたちはもっと溌剌と生きていた感じがしたのですが、
やっぱり超有名作品に出演し続ける辛さがあるのかな〜、
なんて、いらぬ心配をしてしまいました。
だって、ダニエルくん、ちょっと顔がヘンですよ?
これがハリーとしての表現ならいいけれど、
ダニエルくん個人のものならば、
人間として、心配です。
それにしても。
悪役といえばダースベイダーが思い浮かぶ、
友人とちびちび。
共通の感想は、
「闇の帝王がちっちゃいね〜」
でした。
はっきり言って、迫力不足!
この映画を観ながら、ちょっと今の日本を考えました。
おぼっちゃまアベちゃんが進めようとしている
「教育改革」。
管理を徹底して、教員の質をあげて、
なんて言ってますが。
アンブリッジさんと同じです。
教育される側の子どもたちを見ていない。
ホグワーツでは双子のウィーズリー兄弟が反乱を起こし、
ヴォルデモートの復活も確認されたことで、
この後、事態が変わっていきます。
が、日本の子どもたちは、
反乱する牙も抜かれてしまっているような気がして、
もっと怒りなさいよ!日本人!
と、思ってしまったのでした。
原作はこちら!
子ども向けにしちゃ、でかいし値段も強気ですよね〜。
![]() | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5) J. K. ローリング J. K. Rowling 松岡 佑子 静山社 2004-09-01 売り上げランキング : 504 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2007年08月30日(木) 13:08
プロヴァンスの贈りもの
ちびちび的プチ評:
疲れた大人が夢みる世界です。
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
配給 : 角川映画
監督 : リドリー・スコット
出演 : ラッセル・クロウ、アルバート・フィニー、フレディ・ハイモア、マリオン・コティヤール
あらすじ:
ロンドンで剛腕トレーダーとして名を馳せ、リッチなシングル・ライフを送るマックスのもとに南仏プロヴァンスに住むヘンリーおじさんの訃報が届く。子どもの頃、夏休みを共に過ごしたヘンリーが教えてくれた生きる知恵があればこそ、今の成功があるのだったが、ここ10年はすっかり疎遠になっていた。それでも一番近い親戚であるマックスがシャトーとブドウ園を相続することになり、20数年ぶりに懐かしい土地を訪れるのだった…。(goo映画より)
「南仏プロヴァンス」という地名を知ったのは、
20代の初めの頃でした。
きっかけは、
ピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12か月』です。
プロヴァンス独自の生活スタイルや自然、
ゆったりした暮らし方が紹介されていて、
フランスの自然に憧れ、(←自分は田んぼの真ん中で暮らしてるくせに)
見たこともない食べ物によだれをたらす、(←よくよく食いしん坊)
そんな出逢いでした。
なので、この映画に期待度が高すぎたのかもしれません。
うーん・・・もっと「ゆったり」観たかった。
リドリー・スコット監督&ラッセル・クロウとなると、
どうしても思い浮かぶのは、
『グラディエイター』の雄叫び。
真逆なジャンルにトライしてみた!という感じですが、
ハリウッド式に描くとこうなるのでしょうね。
ラッセル・クロウ演じる敏腕トレーダーが
カーナビを使いこなせなくてイラついたり、
反目しあうおじさん2人が、
イギリスとフランスを代表してテニス対決をしたりと、
楽しく観られる部分もありました。
が、やはり、原作を書いたメイル自身もスコット監督も、
ここでは「よそ者」なのかもしれない。
土地に根をはやして生きている人の姿がない気がするのです。
友人に反対されようとも夢を実現したマックスが、
これから直面するのも、そこかもしれませんね。
DVDはこちら!
ちびちび的プチ評:
疲れた大人が夢みる世界です。
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
配給 : 角川映画
監督 : リドリー・スコット
出演 : ラッセル・クロウ、アルバート・フィニー、フレディ・ハイモア、マリオン・コティヤール
あらすじ:
ロンドンで剛腕トレーダーとして名を馳せ、リッチなシングル・ライフを送るマックスのもとに南仏プロヴァンスに住むヘンリーおじさんの訃報が届く。子どもの頃、夏休みを共に過ごしたヘンリーが教えてくれた生きる知恵があればこそ、今の成功があるのだったが、ここ10年はすっかり疎遠になっていた。それでも一番近い親戚であるマックスがシャトーとブドウ園を相続することになり、20数年ぶりに懐かしい土地を訪れるのだった…。(goo映画より)
「南仏プロヴァンス」という地名を知ったのは、
20代の初めの頃でした。
きっかけは、
ピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12か月』です。
プロヴァンス独自の生活スタイルや自然、
ゆったりした暮らし方が紹介されていて、
フランスの自然に憧れ、(←自分は田んぼの真ん中で暮らしてるくせに)
見たこともない食べ物によだれをたらす、(←よくよく食いしん坊)
そんな出逢いでした。
なので、この映画に期待度が高すぎたのかもしれません。
うーん・・・もっと「ゆったり」観たかった。
リドリー・スコット監督&ラッセル・クロウとなると、
どうしても思い浮かぶのは、
『グラディエイター』の雄叫び。
真逆なジャンルにトライしてみた!という感じですが、
ハリウッド式に描くとこうなるのでしょうね。
ラッセル・クロウ演じる敏腕トレーダーが
カーナビを使いこなせなくてイラついたり、
反目しあうおじさん2人が、
イギリスとフランスを代表してテニス対決をしたりと、
楽しく観られる部分もありました。
が、やはり、原作を書いたメイル自身もスコット監督も、
ここでは「よそ者」なのかもしれない。
土地に根をはやして生きている人の姿がない気がするのです。
友人に反対されようとも夢を実現したマックスが、
これから直面するのも、そこかもしれませんね。
![]() | 南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫) ピーター メイル Peter Mayle 池 央耿 ちびちびが初めて読んだ「プロヴァンス」もの。 忙しい現代人には夢の世界です。 河出書房新社 1996-04 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
DVDはこちら!
![]() | プロヴァンスの贈りもの ラッセル・クロウ.アルバート・フィニー.フレディ・ハイモア.マリオン・コティヤール.アビー・コーニッシュ.トム・ホランダー リドリー・スコット 角川エンタテインメント 2008-01-11 売り上げランキング : 3740 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2007年08月24日(金) 14:25
善き人のためのソナタ
ちびちび的プチ評:


国家に破壊される芸術と個人。ラストシーンが秀逸!
製作年 : 2006年
製作国 : ドイツ
配給 : アルバトロス・フィルム
監督・脚本 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
音楽 : ガブリエル・ヤレド
出演 : ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ
あらすじ:
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。成功すれば出世が待っていた。しかし予期していなかったのは、彼らの世界に近づくことで監視する側である自分自身が変えられてしまうということだった。国家を信じ忠実に仕えてきたヴィースラーだったが、盗聴器を通して知る、自由、愛、音楽、文学に影響を受け、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。ふたりの男女を通じて、あの壁の向こう側へと世界が開かれていくのだった…。(goo映画より)
ドイツ統一から10年以上を過ぎても、
ほとんど詳細が知られていなかった「シュタージ」。
隣近所、友人、親族みなが監視し合い、密告される・・・
そんなことがあるなんて!
権力者のジョークを口にしただけで、
地下の郵便室に追いやられてしまうのですもん。
これでは、本音を口にすることなんてできないし、
腹を割って語り合うなんて危険すぎる。
でも、よくもまあ、
こんなシステムを考え出したものだと思います。
お金はかからないし、反発はないし、
従順になるから、管理がラクチン。
世の権力者たちにとって夢のシステムなのでしょう。
な〜んて、ちびちびは感じてしまうのですが、
これは「平和ボケ」なのかも。
日本だって確実に、
「自由に物言える」空気がなくなってきてますものね。
この映画は、国家の暗部と、
その思想に疑問をもたずに歯車として機能していた男の姿を
淡々と描いています。
主人公ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエさんは、
最初、何の感情もあらわしません。
その彼が、
「善き人のためのソナタ」の調べを聞いて、涙を流す。
太った娼婦に「そばにいてくれ」と懇願するシーンなどは、
だんだんと人間として目覚めていく姿をみているようで・・・。
彼は監視相手のドライマンとクリスタを
守ることを決めます。
国家の僕として働いてきた彼の一大決心。
引き裂かれるような思いがあったのでは?
と想像するのですが、
その辺りははっきり描かれていません。
ただ。
深夜の喫茶店や取調室でクリスタと対した時の
彼の表情を見ると、
「恋をした」というよりも、
ミューズを崇める男のような感じがします。
初めて体験する自分の心の動きに、
たぶんヴィースラー大尉自身が
一番とまどったのではないでしょうか・・・。
でも、彼が守ろうとしたものは、
とても悲劇的な形で失われてしまうのですが。
ベルリンの壁が崩壊し、
ドライマンはかつて自分が監視されていたことを知ります。
他の人は5センチくらいのファイル一冊なのに、
彼の報告ファイルは、ワゴンに山盛り。
「ごゆっくり」
なんて言われてしまう。
そこで初めて知る事実が、彼に新作を書かせます。
本にこめたメッセージは、彼らにしかわからない形で
郵便配達夫となったヴィースラー大尉に届けられます。
それをしっかりと受け止めた大尉の表情。
胸にドッシーンと響きました。

DVDはこちら!
ちびちび的プチ評:


国家に破壊される芸術と個人。ラストシーンが秀逸!
製作年 : 2006年
製作国 : ドイツ
配給 : アルバトロス・フィルム
監督・脚本 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
音楽 : ガブリエル・ヤレド
出演 : ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ
あらすじ:
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。成功すれば出世が待っていた。しかし予期していなかったのは、彼らの世界に近づくことで監視する側である自分自身が変えられてしまうということだった。国家を信じ忠実に仕えてきたヴィースラーだったが、盗聴器を通して知る、自由、愛、音楽、文学に影響を受け、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。ふたりの男女を通じて、あの壁の向こう側へと世界が開かれていくのだった…。(goo映画より)
ドイツ統一から10年以上を過ぎても、
ほとんど詳細が知られていなかった「シュタージ」。
隣近所、友人、親族みなが監視し合い、密告される・・・
そんなことがあるなんて!
権力者のジョークを口にしただけで、
地下の郵便室に追いやられてしまうのですもん。
これでは、本音を口にすることなんてできないし、
腹を割って語り合うなんて危険すぎる。
でも、よくもまあ、
こんなシステムを考え出したものだと思います。
お金はかからないし、反発はないし、
従順になるから、管理がラクチン。
世の権力者たちにとって夢のシステムなのでしょう。
な〜んて、ちびちびは感じてしまうのですが、
これは「平和ボケ」なのかも。
日本だって確実に、
「自由に物言える」空気がなくなってきてますものね。
この映画は、国家の暗部と、
その思想に疑問をもたずに歯車として機能していた男の姿を
淡々と描いています。
主人公ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエさんは、
最初、何の感情もあらわしません。
その彼が、
「善き人のためのソナタ」の調べを聞いて、涙を流す。
太った娼婦に「そばにいてくれ」と懇願するシーンなどは、
だんだんと人間として目覚めていく姿をみているようで・・・。
彼は監視相手のドライマンとクリスタを
守ることを決めます。
国家の僕として働いてきた彼の一大決心。
引き裂かれるような思いがあったのでは?
と想像するのですが、
その辺りははっきり描かれていません。
ただ。
深夜の喫茶店や取調室でクリスタと対した時の
彼の表情を見ると、
「恋をした」というよりも、
ミューズを崇める男のような感じがします。
初めて体験する自分の心の動きに、
たぶんヴィースラー大尉自身が
一番とまどったのではないでしょうか・・・。
でも、彼が守ろうとしたものは、
とても悲劇的な形で失われてしまうのですが。
ベルリンの壁が崩壊し、
ドライマンはかつて自分が監視されていたことを知ります。
他の人は5センチくらいのファイル一冊なのに、
彼の報告ファイルは、ワゴンに山盛り。
「ごゆっくり」
なんて言われてしまう。
そこで初めて知る事実が、彼に新作を書かせます。
本にこめたメッセージは、彼らにしかわからない形で
郵便配達夫となったヴィースラー大尉に届けられます。
それをしっかりと受け止めた大尉の表情。
胸にドッシーンと響きました。


DVDはこちら!
![]() | 善き人のためのソナタ スタンダード・エディション 監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 音楽:ガブリエル・ヤレド 出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、 セバスチャン・コッホ アルバトロス 2007-08-03 Amazonで詳しく見る by G-Tools |







