人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
           
篠田節子『女たちのジハード』
2008年05月25日(日) 23:48
女たちのジハード (集英社文庫)女たちのジハード (集英社文庫)
篠田 節子

 ちびちび的プチ評
  共感するキャラが一人はいそうな「女」の物語です。

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保険会社に勤める5人の女性の物語です。
「お局」扱いされ、自分の城をもつことに奮闘する康子。
玉の輿を狙って女を磨くことにやっきになっているリサ。
有能であるがゆえに肩たたきにあったみどり。
男に振り回されながらも男にすがって生きていく紀子。
英語を武器にキャリアを目指す沙織。

男社会の中で、出世の道なんてまったくなく、
無能な男たちの尻拭いをすることに我慢できなくなる女たち。
それぞれに自立を目指し、
今いる場所からのランクアップを目標に奮闘しています。
キャラクターが
たぶんにステレオタイプな気もしますが、
その分、誰か一人は共感する人物がいそうです。

彼女たちの「戦い」は、
男の人には理解しがたいかもしれません。
そして。
今の20代女性にも、分からないところはあるかも?
逆に、
「こんな時代もあったんだなぁ〜」
と不思議に感じるくらい社会が変わってくれればいいのに、
と思っちゃいますが。

かつて「末端女子社員」と呼ばれた世代のちびちびとしては、
とても面白く読みました。
でも一番の感想は、
「紀子みたいになりたくない!」
だったのですが。
当時の直木賞選考委員の男性方に
一番受けたのは紀子だったのだとか。
う〜ん。
この「違い」が恐ろしい。
これが彼女たちを苦しめてきたんだよな・・・。
それを分かっていない人たちが選考委員てところが、また恐ろしい。


紀子?
こんばんは。
この本は私も面白く読みました。

>「紀子みたいになりたくない!」 だったのですが。
>当時の直木賞選考委員の男性方に
>一番受けたのは紀子だったのだとか。

私のブログでも書いたのですが、男性である私もちびちびさんと同様、全く紀子を評価していませんのでご安心ください(笑)。直木賞選考委員の男性陣ってそんなレベルだったんですかねえ。
ですよね〜
そうでしたか。なんとなく、ホッとしました。^^

ただ、私自身、強く感じることですが、
女性が自分の意見を持つこと、自分の足で生きようとすることに対して、
否定的とまではさすがにいかなくても、
「かわいくない女」扱いする男性はいまだに多いのでは?
と思うのです。

紀子は自分の意見を言えない、NOと言えない人だったので、
男性の「守ってあげたい」心情をくすぐるのかな・・・と。
まぁ、この先は好みもあるのでしょうけどね〜。

初版から8年経ってますが、
働く女性を描いた小説では私の中でベストです。
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女たちのジハード(篠田節子)
女たちのジハード(集英社文庫) ★★★★☆:90点 読んだのは2年以上前ですが、とても面白かったです。途中(or途中まで)、ちょっと中だるみというか題材や女性の考え方(結婚願望、キャリア志向 etc.

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