2007年10月29日(月) 22:45
![]() | 世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書) 藤原 正彦 小川 洋子 ちびちび的プチ評: ![]() ![]()
数学の見方が変わります。 筑摩書房 2005-04-06 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
数学者の藤原正彦さんと
作家の小川洋子さんの「数学」をめぐる対談です。
ちびちびにとって数学とは、
わけわからん学問
でしかありませんでした。
それを「美しい」と言われてもね〜
と思っていたのですが。
この本を読んで、少し変わりました。少しだけど。
つまり、
わけわからん学問でいいんだ
ということです。
26年前に失恋した彼女の家の床に口づけする人。
フェルマーの定理に魅せられ、一生を捧げて自殺した人。
「0」を発見した天才インド人。
古今東西の数学者のエピソードもちょこっと紹介されていて、
これが本当にドラマティックでおもしろいです。
音楽も美術も美しい芸術は、
数学の論理に裏打ちされていると聞いたことがあります。
藤原さんもそんな話をされていて、
美しい定理ほど何千年も残っていくものなのだとか。
定理に美しいとか醜いとかあるのか?
と小川さんも質問されていましたが、ちびちびも同感。
美への感性を高めることが、
数学の能力を磨くことにつながるなんて、
ちょっと意外でした。
数学はすぐに現実世界に役に立つものではない。
と、藤原さんは仰います。
これに「あれ?」とちびちびは思ったのですが、
すぐに気がつきました。
ちびちびがすり込まれているものは、
「読み書きそろばん」としての「計算」だったんです。
これは「数学」とは違うものなのですね。
高校までの授業は、
いかに学問の入口にあたるものなのか、
それがよく分かりました。
もちろん、数学に計算は不可欠で、
計算の好きな人でないと研究は続けられません。
でも、答えがあるかどうか分からない、
悪魔の研究にのめりこんでしまった人もたくさんいる。
それくらい、数学には魅力があるということなのでしょうが、
ちびちびには計算の才能がなくて良かった!
と思いました。
ちなみに。
この本は、読んで数学の勉強になるという本ではなさそうです。
苦手意識をなくしたり、
興味をもつにはいいかも。
Comment投稿
TrackBack URL




