人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
           
坂東眞砂子『満月の夜 古池で』
2008年05月22日(木) 19:53
満月の夜 古池で (角川文庫)満月の夜 古池で (角川文庫)
坂東 眞砂子

 ちびちび的プチ評
  タイトルとは裏腹に、子ども向けのファンタジーです。

角川書店 2006-08
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学校の課外授業で古池動物園にやってきた徹。
林の中で、
「満月の夜、古池で、俺たちは黒鳥になる」
という不思議な声を聞きます。
話していたのは、なんと、カラス。
その後、徹は何度もカラスに襲われ、
逃げ回ることになってしまいます。

おかあさんに話しても相手にしてもらえない。
唯一、助けてくれたおじいさんは殺されてしまい、
とうとう、徹自身がカラスに変えられてしまうのです。
なんとか人間に戻りたい!
でも、カラスの脳はたくさんのことを記憶できません。
だんだんとおかあさんの顔もぼやけてきて・・・。

タイトルからとってもホラーな印象をもっていたのですが、
いやはやとってもファンタジックなお話でした。
環境破壊や経済偏重、人間中心主義を、
動物たちが皮肉るわけで、
子どもでも楽しく読めそうです。
難しい漢字がないので、
徹と同世代の小学生くらいでも大丈夫かも。
オトナには、正直、物足りないかな。



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