人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
           
清水義範『博士の異常な発明』
2008年05月04日(日) 21:40
博士の異常な発明 (集英社文庫)博士の異常な発明 (集英社文庫)
清水 義範

 ちびちび的プチ評
  いや〜まいった!笑った!惚れました!

集英社 2005-08-19
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キューブリック映画のもじりだなとすぐ分かるタイトル。
ジャケ買いならぬ、タイトル買いをしてみて、
う〜ん、思わぬ大当たりでした。

史上最大の発明はなにか?
という新聞記者たちの雑談から始まり、
様々な発明家たちによる大発明を綴った短編集です。

ペットボトルをあっという間に分解してしまう菌の発見や、
コロンブスの卵的発想から誕生した透明人間。
あっと驚く大発明がいっぱい登場します。
せっかくの発明なのに、その行く末は・・・という辺りも、
しっかりスパイスの効いたつくりになっています。
ダジャレ、パロディのオンパレードで、
まぁ、もう、大笑いでした。

ちびちびが一番笑ったのは、「袁孫の発明」。
遠い唐の時代。皇帝に仕える袁孫という発明家が、
墨汁と筆を工夫して、乾かない筆を発明します。
これを応援したのが二人の宮廷書記。
その名も、紋武蘭(モンブラン)と巴苛(パーカ)です。
実用的なものを作ろうとして、
とんでもなく非現実的なものを生み出してしまう。
袁孫という歴史に埋もれてしまった人物に拍手!

ニヤリとさせられたのは、
「鼎談 日本遺跡考古学の世界」。
一万年後の世界で、
日本の遺跡を研究する学者たちの鼎談です。
少しだけ発見された遺跡を元に
学者たちが大真面目に議論を交わすので、
ピントがずれているような、当たっているような・・・。
21世紀前後の日本は、
なるほど、こうだよな〜とうなずいてしまう
ブラックユーモア満載のお話。

清水さんの本は、これが初めてでした。
かる〜く笑いが欲しい方、オススメします。

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