2008年04月28日(月) 23:16
![]() | 暗黒童話 (集英社文庫) 乙一 ちびちび的プチ評: ![]()
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事故によって左目と記憶を失った菜深は、
移植手術を受けた後、不思議な映像を見るようになります。
優等生で明るくいい子だった昔の菜深になじめず、
逆にだんだんと映像の世界に親近感を覚えていきます。
そのうち、映像は
左目の元の持ち主・和弥の記憶だということが分かり、
和弥が行方不明の女子高生を探し当てて、殺されたことを知る。
家出状態で和弥の住んでいた街に向かい、
和弥の姉の下に身を寄せ、真実を探る菜深。
真犯人は誰だ?と追い詰めていくミステリー部分には、
あっ!と驚かされました。
同時に、不思議な能力を持つ人物のストーリーも語られていて、
そっちはすさまじく気持ち悪いホラーです。
家族にも友人にも学校にもなじめず浮いてしまう菜深の
孤独や寂しさの心理描写が乙一さんなのか。
無痛の世界の壮絶スプラッタな世界が乙一さんなのか。
短編を一本読んだことがあるだけのちびちびには
よく分かりません・・・。
乙一デビューには向かない本なようですね、どうも。
正直言って、
映像を想像しちゃう人にはオススメしませんです。
ご飯を食べながらは読めない本ですから。
でも。
あとがきは、とてもおもしろかった。
あらすじには触れていないので、
これだけ読むとコメディかと思っちゃう。
友人のカレシの名前が「タカシ」なので、
思わずあとがきだけ読むように渡してしまいましたよ。
あぁ、タカシ〜
と、大笑いしながら読んでいました。
あ。「タカシ」は本編には登場しません。念のため。




