2008年01月04日(金) 21:54
![]() | 涙 乃南 アサ ちびちび的プチ評: ![]()
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東京オリンピック開会式の前日、
「ごめん。もう、会えない」という電話一本で、
婚約者の勝に振られてしまった萄子。
まもなく、勝の先輩・韮山の娘・洋子が殺される事件が発生し、
その犯人として勝が追われていることを知る。
「あの、正義感の強い人が?」
それが萄子の疑問の始まりです。
勝を探して、
川崎のドヤ街、熱海の温泉、焼津の港、
そして当時はまだ「外国」だった沖縄へ・・・。
お金持ちのお嬢様だった萄子は、
旅を通して様々な人と出会います。
警察官だった韮山の鋭い視線。
中学を卒業すれば芸者修行を始めるという少女の境遇。
炭鉱町に生きる人の意地。
自分とは遠く隔たったような人たちにも「人生」がある。
その想像力がつくにつれ、
萄子自身も少しずつ変わっていきます。
1960年代の日本を舞台にしているので、
オリンピックはもちろん、ビートルズの来日やベ平連といった
数々の出来事や風俗が登場します。
その辺りがでも、
絶望している萄子の状況とあんまりリンクしないので、
ただ通り過ぎていってしまうのですが。
萄子のなが〜いなが〜い旅と
「絶対、諦めない!」という執念のわりに、
あっさり再会してしまうので
「あれれ?」となりました。
こんなヤツ、おらんやろ〜!?
というツッコミなしで読めるかな・・・?




