2007年11月12日(月) 21:46
![]() | 紫蘭の花嫁 (文春文庫) 乃南 アサ ちびちび的プチ評: ![]()
ラストの恐ろしさは秀逸です。 文藝春秋 2000-11 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちびちびが初めて読んだ乃南作品が、
この本でした。
これ以降はまちゃって、一時期、読み続けてたな〜。
なんて思い出しながら再読しました。
花屋で働く三田村夏季は、
執拗に追う男から逃げるために、転々としています。
一方で、
神奈川県下で発生した連続婦女暴行殺人事件を担当する、
エリート警察官の小田垣と、
彼に近付こうとする美女・摩衣子。
3人それぞれの過去・現在の物語に、
犯人の物語が挿入されながらストーリーは展開していきます。
夏季を追う男も謎で不吉な感じなのですが、
犯人の子ども時代も不気味。
で、これが実は・・・と、どんでん返しが待っていて、
読み応えのあるサスペンスです。
な割りに、犯人逮捕!の瞬間は意外とあっけなくて、
ちょっとご都合主義な感じもあったのですが。
いやいや、
それはクライマックスの前の静けさだったのだな〜。
ひょえ〜
となる結末が待っています。
それにしても、蘭っていろんな種類があるんですね。
小田垣行きつけのスナックに勤める摩衣子は、
彼の気を引くためにいつも工夫を凝らしているんです。
蘭の模様のドレスを着たり、
アップにした髪に蘭の花を挿したり。
いったいどんな花なのかな〜とネットで探してみました。
ここ↓のHPにいろんな蘭が紹介されています。
世界のラン科植物:http://cosmos.cool.ne.jp/Orchid/index.htm
可憐なのから、妖しい感じのまで、
摩衣子がどういうつもりでその花を選んでいたのか。
想像しながら読むのもおもしろいですよ。




