2007年10月28日(日) 11:20
ヘアスプレー
ちびちび的プチ評:


重くなりそうなテーマを、軽やかなダンスで包んだ作品。
笑顔がかわいい!
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
監督・振付・製作総指揮 : アダム・シャンクマン
出演 : ジョン・トラボルタ、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、
クイーン・ラティファ、ザック・エフロン、ニッキー・ブロンスキー
あらすじ:
ヘアスプレー企業が贈る、ボルチモアで最高にホットなTV番組「コーニー・コリンズ・ショー」出演を夢見る16歳のトレーシー。ダンスだってオシャレだって申し分ない彼女には、ひとつだけ問題が…。それは、彼女のBIGすぎるサイズ! でもそんなことは一向に気にせず、明るく前向きに生きるトレーシーは、TVショーのオーディションに参加。なんとレギュラーの座を射止め、番組の人気者となるが、美人でスリムなライバル母娘の罠にハマり…?!(goo映画より)
この映画の主役は彼女じゃなきゃダメ!だったでしょう。
おデブちゃんなことを卑屈に感じていたら、
あの笑顔は出せないですもん。
彼女のはじけるキャラクターがなければ、
お話自体が成立しなくなってしまいます。
この映画に出るまでは、
アイスクリーム屋さんでアルバイトをしていたそうです。
若手を盛り上げるベテラン陣もすばらしく可笑しい。
セクシー男優のはずのジョン・トラボルタが
こんなことになっちゃって・・・
と笑わせてくれれば、
ミシェル・ファイファーの冷血・傲慢さが追い討ちをかける。
そしてクイーン・ラティファのビッグ・ママぶり!
彼女のステージシーンは圧巻でした。
観ていると、
ついつい音楽の楽しさやダンスに引き込まれ、
一緒に手拍子して踊ってしまいそうになる。
そんな楽しさ満開の映画なのですが、
その奥にあるテーマは決して笑えるものではありません。
人種問題、貧富の格差、美醜の価値観。
映画の舞台は60年代だけれど、
今でも消えていない問題です。
トレイシーの笑顔が明るいほど、
闇の深さも感じられました。(あ、決して暗い映画じゃないですよ)
ちびちび的プチ評:


重くなりそうなテーマを、軽やかなダンスで包んだ作品。
笑顔がかわいい!
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
監督・振付・製作総指揮 : アダム・シャンクマン
出演 : ジョン・トラボルタ、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、
クイーン・ラティファ、ザック・エフロン、ニッキー・ブロンスキー
あらすじ:
ヘアスプレー企業が贈る、ボルチモアで最高にホットなTV番組「コーニー・コリンズ・ショー」出演を夢見る16歳のトレーシー。ダンスだってオシャレだって申し分ない彼女には、ひとつだけ問題が…。それは、彼女のBIGすぎるサイズ! でもそんなことは一向に気にせず、明るく前向きに生きるトレーシーは、TVショーのオーディションに参加。なんとレギュラーの座を射止め、番組の人気者となるが、美人でスリムなライバル母娘の罠にハマり…?!(goo映画より)
この映画の主役は彼女じゃなきゃダメ!だったでしょう。
おデブちゃんなことを卑屈に感じていたら、
あの笑顔は出せないですもん。
彼女のはじけるキャラクターがなければ、
お話自体が成立しなくなってしまいます。
この映画に出るまでは、
アイスクリーム屋さんでアルバイトをしていたそうです。
若手を盛り上げるベテラン陣もすばらしく可笑しい。
セクシー男優のはずのジョン・トラボルタが
こんなことになっちゃって・・・

と笑わせてくれれば、
ミシェル・ファイファーの冷血・傲慢さが追い討ちをかける。
そしてクイーン・ラティファのビッグ・ママぶり!
彼女のステージシーンは圧巻でした。
観ていると、
ついつい音楽の楽しさやダンスに引き込まれ、
一緒に手拍子して踊ってしまいそうになる。
そんな楽しさ満開の映画なのですが、
その奥にあるテーマは決して笑えるものではありません。
人種問題、貧富の格差、美醜の価値観。
映画の舞台は60年代だけれど、
今でも消えていない問題です。
トレイシーの笑顔が明るいほど、
闇の深さも感じられました。(あ、決して暗い映画じゃないですよ)
2007年10月17日(水) 22:07
幸せのレシピ
ちびちび的プチ評:

好きな人とおいしい料理が食べたくなりました。
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
監督 : スコット・ヒックス
出演 : キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリン、
ボブ・バラバン、パトリシア・クラークソン
あらすじ:
ニューヨークの人気レストランで料理長を務めるケイトは完全主義者。仕事に対する情熱は人一倍。厨房では料理人たちを取り仕切り、目が回るような忙しさの中、正確に、完璧に、すべての料理を仕上げていく。積み重ねてきたキャリア、努力して手に入れた自信と賞賛、やりがいのある仕事、築き上げた自分の居場所。でも、気付かない幸せは、自分が決めたレールの外にあるのかもしれない…。予期せぬ出来事から“完璧な厨房”の外へと踏み出すことになったケイトが見つけた新しい自分とは…。(goo映画より)
人気レストランの厨房に君臨するケイトは、
冷静になろうとするとき、泣きたいとき、
冷蔵室にこもります。
なにも、そんな寒いところに
・・・と思いますが、
完ぺき主義の彼女は、自分の弱さを見せられない。
この気持ち、分かるわぁ〜。
巷ではよく、
「最近は女の方が力をつけた」と言われるけれど、
いえいえまだまだ。
めいっぱい肩肘張っていても、そう見られるのは嫌なもんです。
だって、
「やっぱり女は・・・」
とか、
「だから女は・・・」
とか言われるの、目にみえてますもん。
そんな戦う女性の心理を見事についた映画です。
「他人」であるはずの3人が、
お互いに足りない部分を補って家族のようになっていき、
他人を受け入れられないケイトが
大きく変わっていく姿を描いているのですが。
なによりも、ゾーイ役を演じたアビゲイルちゃんがGOOD!
すっごく表情豊かで、かわいい。
ケイトとケンカするときも、
料理するときも、マジ。
こういう子どもの演技には、大人は負けちゃいますね。
心温まる映画ですが、
現実にはなかなかこう上手くはいかない。
なんて、冷めたことを言ってるのがいけないのか?
デートムービーにおすすめです。
ちびちび的プチ評:

好きな人とおいしい料理が食べたくなりました。
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
監督 : スコット・ヒックス
出演 : キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリン、
ボブ・バラバン、パトリシア・クラークソン
あらすじ:
ニューヨークの人気レストランで料理長を務めるケイトは完全主義者。仕事に対する情熱は人一倍。厨房では料理人たちを取り仕切り、目が回るような忙しさの中、正確に、完璧に、すべての料理を仕上げていく。積み重ねてきたキャリア、努力して手に入れた自信と賞賛、やりがいのある仕事、築き上げた自分の居場所。でも、気付かない幸せは、自分が決めたレールの外にあるのかもしれない…。予期せぬ出来事から“完璧な厨房”の外へと踏み出すことになったケイトが見つけた新しい自分とは…。(goo映画より)
人気レストランの厨房に君臨するケイトは、
冷静になろうとするとき、泣きたいとき、
冷蔵室にこもります。
なにも、そんな寒いところに
・・・と思いますが、
完ぺき主義の彼女は、自分の弱さを見せられない。
この気持ち、分かるわぁ〜。
巷ではよく、
「最近は女の方が力をつけた」と言われるけれど、
いえいえまだまだ。
めいっぱい肩肘張っていても、そう見られるのは嫌なもんです。
だって、
「やっぱり女は・・・」
とか、
「だから女は・・・」
とか言われるの、目にみえてますもん。
そんな戦う女性の心理を見事についた映画です。
「他人」であるはずの3人が、
お互いに足りない部分を補って家族のようになっていき、
他人を受け入れられないケイトが
大きく変わっていく姿を描いているのですが。
なによりも、ゾーイ役を演じたアビゲイルちゃんがGOOD!
すっごく表情豊かで、かわいい。
ケイトとケンカするときも、
料理するときも、マジ。
こういう子どもの演技には、大人は負けちゃいますね。
心温まる映画ですが、
現実にはなかなかこう上手くはいかない。
なんて、冷めたことを言ってるのがいけないのか?
デートムービーにおすすめです。
2007年10月15日(月) 13:40
サン・ジャックへの道
ちびちび的プチ評:

肉体的に追い込まれることで
変化していく人間の描き方が見事です。
製作年 : 2006年
製作国 : フランス
配給 : クレストインターナショナル
監督 : コリーヌ・セロー
出演 : ミュリエル・ロバン、アルチュス・ド・パンゲルン、パスカル・レジティミュス
あらすじ:
ストレスで薬に依存している兄ピエール、頑固なオバサン教師クララ、アルコール漬けで文無しの弟クロード。険悪な仲の兄姉弟が、亡き母の遺産を相続するためフランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで1500kmにも及ぶ巡礼路を一緒に歩くはめになった。
このツアーの同行者は、ガイドのギイ、山歩きと勘違いして参加した女の子エルザとカミーユ、アラブ系移民の少年サイッド、従兄弟サイッドにだまされ、二人分の旅費を母親から出してもらったラムジィ、物静かな女性マチルド。9人の男女が、様々な思いを胸にフランスのル・ピュイから旅の一歩を踏み出した。(goo映画より)
巡礼の旅というと、
四国のお遍路や熊野古道を思い浮かべます。
肉体的にも精神的にもキツイ旅だと思いますが、
チャレンジする人は多いのですね。
それは、何かを求める心なのか、何かを捨てる心なのか。
映画では、
親の遺産を相続するために、
無理やり参加させられた3兄姉弟が主人公。
エゴが強く、なんでそこまで仲が悪いの?
と思うほど、かみついてばかりの3人。
大の大人がつかみ合いのケンカをするんですから、
一緒に歩くパーティの皆も、
ガイド役のギイもうんざりしてます。
まぁ、同行メンバーもそれぞれかなり濃いキャラクターで、
いろんな事情を背負っているのですけれど。
フランスからスペイン北西部のサンティアゴまで、
約2ヶ月の旅。
一日に7時間も歩かされ、
大部屋の狭いベッドで寝起きし、
ギイ手作りの料理を食べているうちに、
彼らには大きな変化が訪れる。
「これ」というはっきりしたきっかけが
あるわけではありません。
ただ、大荷物の中から不要なものをどんどん捨てていき、
ひたすら無心に歩く。
このシンプルな生活が、違う目を開かせてくれたのでしょう。
生きていく上で、必要なものなんてしれてます。
ドライヤーもカメラもシャンプーも美容クリームも、
なきゃあないでなんとかなる。
彼らが旅の途中で出逢った「いびき軍団」への対処や、
人種差別をする教会への対抗措置。
チームが一丸となったときの強さが
ユーモアたっぷりに描かれていて、
とてもあったかい気持ちになりました。
そして、オバサン教師のクララが、
失読症の少年・ラムジィに字を教える姿も印象的でした。
彼の口癖は、
「オレはバカだから」
なのですが、彼女は文字を教えるとともに、
彼のネガティブ思考も変えていくのです。
と、同時に。
自分の中にある傲慢さ、頑固さにも気付く。
いくつになっても人は変われるもんなんだな〜。
ちびちびがステキ
と思ったのは、
学校の校舎でごろ寝していたシーンです。
いつも頭にターバンを巻いて、物静かなマチルダ。
寝ている間にターバンがずれ、
初めて彼女の頭部があらわになります。
抗がん剤の影響を隠すためなのか、
彼女は丸刈りにしていたのです。
皆より早く起きたガイドのギイは、これに気付いて驚きます。
が。
マチルダが目覚めて慌ててターバンを巻いたとき。
彼は寝たふりをするのです。
ううぅ〜、やさし〜
「紳士」だなぁと感激したのですが。
なんだ、ちゃんと下心がありました。
ちびちび的プチ評:

肉体的に追い込まれることで
変化していく人間の描き方が見事です。
製作年 : 2006年
製作国 : フランス
配給 : クレストインターナショナル
監督 : コリーヌ・セロー
出演 : ミュリエル・ロバン、アルチュス・ド・パンゲルン、パスカル・レジティミュス
あらすじ:
ストレスで薬に依存している兄ピエール、頑固なオバサン教師クララ、アルコール漬けで文無しの弟クロード。険悪な仲の兄姉弟が、亡き母の遺産を相続するためフランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで1500kmにも及ぶ巡礼路を一緒に歩くはめになった。
このツアーの同行者は、ガイドのギイ、山歩きと勘違いして参加した女の子エルザとカミーユ、アラブ系移民の少年サイッド、従兄弟サイッドにだまされ、二人分の旅費を母親から出してもらったラムジィ、物静かな女性マチルド。9人の男女が、様々な思いを胸にフランスのル・ピュイから旅の一歩を踏み出した。(goo映画より)
巡礼の旅というと、
四国のお遍路や熊野古道を思い浮かべます。
肉体的にも精神的にもキツイ旅だと思いますが、
チャレンジする人は多いのですね。
それは、何かを求める心なのか、何かを捨てる心なのか。
映画では、
親の遺産を相続するために、
無理やり参加させられた3兄姉弟が主人公。
エゴが強く、なんでそこまで仲が悪いの?
と思うほど、かみついてばかりの3人。
大の大人がつかみ合いのケンカをするんですから、
一緒に歩くパーティの皆も、
ガイド役のギイもうんざりしてます。
まぁ、同行メンバーもそれぞれかなり濃いキャラクターで、
いろんな事情を背負っているのですけれど。
フランスからスペイン北西部のサンティアゴまで、
約2ヶ月の旅。
一日に7時間も歩かされ、
大部屋の狭いベッドで寝起きし、
ギイ手作りの料理を食べているうちに、
彼らには大きな変化が訪れる。
「これ」というはっきりしたきっかけが
あるわけではありません。
ただ、大荷物の中から不要なものをどんどん捨てていき、
ひたすら無心に歩く。
このシンプルな生活が、違う目を開かせてくれたのでしょう。
生きていく上で、必要なものなんてしれてます。
ドライヤーもカメラもシャンプーも美容クリームも、
なきゃあないでなんとかなる。
彼らが旅の途中で出逢った「いびき軍団」への対処や、
人種差別をする教会への対抗措置。
チームが一丸となったときの強さが
ユーモアたっぷりに描かれていて、
とてもあったかい気持ちになりました。
そして、オバサン教師のクララが、
失読症の少年・ラムジィに字を教える姿も印象的でした。
彼の口癖は、
「オレはバカだから」
なのですが、彼女は文字を教えるとともに、
彼のネガティブ思考も変えていくのです。
と、同時に。
自分の中にある傲慢さ、頑固さにも気付く。
いくつになっても人は変われるもんなんだな〜。
ちびちびがステキ
と思ったのは、
学校の校舎でごろ寝していたシーンです。
いつも頭にターバンを巻いて、物静かなマチルダ。
寝ている間にターバンがずれ、
初めて彼女の頭部があらわになります。
抗がん剤の影響を隠すためなのか、
彼女は丸刈りにしていたのです。
皆より早く起きたガイドのギイは、これに気付いて驚きます。
が。
マチルダが目覚めて慌ててターバンを巻いたとき。
彼は寝たふりをするのです。
ううぅ〜、やさし〜
「紳士」だなぁと感激したのですが。
なんだ、ちゃんと下心がありました。
2007年10月13日(土) 13:46
ボルベール<帰郷>
ちびちび的プチ評:

超色っぽいママの過去に驚き、その逞しさに納得します。
製作年 : 2006年
製作国 : スペイン
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
監督 : ペドロ・アルモドバル
出演 : ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス
あらすじ:
失業中の夫の分まで働く、気丈で美しいライムンダ。だが彼女の留守中、夫が15歳になる娘パウラに関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。愛娘を守るため、ライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、その最中に「故郷の叔母が死んだ」と知らせが入る。
一方、葬儀のため帰郷したライムンダの姉ソーレは、大昔に火事で死んだ姉妹の母の亡霊が、1人暮らしだった叔母をこっそり世話していた、という奇妙な噂を聞く。(goo映画より)
死んだはずの母と過去のある娘の対立を軸に、
余命いくばくもない隣人や、
バツイチでも明るく生きる姉など
様々な女性が登場します。
彼女たちの生き様を見ていると・・・
女って逞しい!
と、なんだかホッとするような気がします。
彼女たちが背負っている運命は、
決して軽いものではないのですが、
それに負けちゃうようなやわな女は登場しません。
特に、ペネロペ・クルス演じるライムンダ。
夫を娘に殺され、それだけでもパニックになりそうなのに、
映画撮影スタッフのランチという商機には、
敏感に反応する。
ご近所から材料をかき集めて奮闘する姿は
ユーモラスであり、色っぽくもあり。
ライムンダは、
娘の顔と母の顔、2つを使い分けなければならない役どころです。
難しい役だと思いますが、
見事に演じきっていました。
そんな彼女が歌うタンゴの名曲「ボルベール」。
邦訳は「帰郷」ですが、
この映画では
「帰る場所を失くした人たち」への挽歌のように思えました。
思わぬ歯車の狂いで、人生が変わってしまった女たち。
無邪気な少女の時代には帰れないけれど、
今日を生きていかなければならない。
でも、決して下を向かないのがスペイン流なんでしょうね。
ライムンダとの和解とともに、
母が隣人へ向ける優しさに、
深い愛情を感じました。
ちびちび的プチ評:

超色っぽいママの過去に驚き、その逞しさに納得します。
製作年 : 2006年
製作国 : スペイン
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
監督 : ペドロ・アルモドバル
出演 : ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス
あらすじ:
失業中の夫の分まで働く、気丈で美しいライムンダ。だが彼女の留守中、夫が15歳になる娘パウラに関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。愛娘を守るため、ライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、その最中に「故郷の叔母が死んだ」と知らせが入る。
一方、葬儀のため帰郷したライムンダの姉ソーレは、大昔に火事で死んだ姉妹の母の亡霊が、1人暮らしだった叔母をこっそり世話していた、という奇妙な噂を聞く。(goo映画より)
死んだはずの母と過去のある娘の対立を軸に、
余命いくばくもない隣人や、
バツイチでも明るく生きる姉など
様々な女性が登場します。
彼女たちの生き様を見ていると・・・
女って逞しい!
と、なんだかホッとするような気がします。
彼女たちが背負っている運命は、
決して軽いものではないのですが、
それに負けちゃうようなやわな女は登場しません。
特に、ペネロペ・クルス演じるライムンダ。
夫を娘に殺され、それだけでもパニックになりそうなのに、
映画撮影スタッフのランチという商機には、
敏感に反応する。
ご近所から材料をかき集めて奮闘する姿は
ユーモラスであり、色っぽくもあり。
ライムンダは、
娘の顔と母の顔、2つを使い分けなければならない役どころです。
難しい役だと思いますが、
見事に演じきっていました。
そんな彼女が歌うタンゴの名曲「ボルベール」。
邦訳は「帰郷」ですが、
この映画では
「帰る場所を失くした人たち」への挽歌のように思えました。
思わぬ歯車の狂いで、人生が変わってしまった女たち。
無邪気な少女の時代には帰れないけれど、
今日を生きていかなければならない。
でも、決して下を向かないのがスペイン流なんでしょうね。
ライムンダとの和解とともに、
母が隣人へ向ける優しさに、
深い愛情を感じました。
2007年10月12日(金) 21:01
エディット・ピアフ 〜愛の賛歌〜
ちびちび的プチ評:


唄とストーリーがベストマッチ!圧倒されました。
製作年 : 2007年
製作国 : フランス=チェコ=イギリス
配給 : ムービーアイ エンタテインメント
監督・脚本: オリヴィエ・ダアン
出演 : マリオン・コティヤール、ジェラール・ドパルデュー
あらすじ:
1915年にパリのベルヴィルで生まれたエディットは幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。
一度は失明したものの奇跡的に回復し、後に大道芸人の父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っているところを、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。
やがて世界的なスター歌手となった彼女は生涯最愛の恋人マルセルと出会うのだった…。(goo映画より)
この映画を素晴らしい形にしてくれたのは、
なによりも、マリオン・コティヤールの演技でしょう。
20歳のはじけるような笑顔から、
47歳で亡くなる寸前の老婆のような姿まで。
映画本編ではピアフの歌声が使われているそうですが、
彼女の息遣いや舌の動きまで研究したというマリオン。
ピアフ本人がのりうつったような舞台シーンには、
思わず涙がでました。
でも、ピアフの歌は聞いたことがあっても、
こんなにエキセントリックな人だとは・・・
思いもよりませんでした。
ほろ酔い気分でジョークを飛ばし、
愛嬌を振りまいていたかと思うと、
次の瞬間には叫び声をあげ、ワガママをまき散らす。
愛する人にはいつも側にいて欲しい。
そして、何があっても舞台に立ちたい。歌いたい。
そんな彼女を作り上げたのは、
どんな過去だったのか。
晩年の姿と幼少期からデビュー初期辺りを
いったりきたりしながら話は進みます。
そこに彼女の歌がうまく配されていて、
彼女がどんな思いで歌を歌ったのか、
実にすんなりと入ってきました。
この演出が一番効いていたのは、
恋人・マルセルを亡くしたシーンです。
訃報に耳を貸さず、屋敷中を探し回るピアフ。
迷路のような通路を抜けた先に舞台があり、
「愛の賛歌」を高らかに歌い上げます。
酒とクスリでぼろぼろになった身体は、
背骨がまがり、眼窩が飛び出し、40代には見えません。
そんな姿を恐れずに演じたマリオンもすごいけど、
普通の女なら。
こんな姿を誰にも見せたくない、と思うのではないかと思います。
でも、歌姫ピアフはプロ。
倒れても、倒れても、立ち上がって歌い続ける。
あんなに激しい人生を送って、
それでも、
「後悔はしない!」
と言えるなんて。
歌声に惚れ、生き方に惚れました。
この映画を見ると、絶対欲しくなるサントラ盤。
ちびちび的プチ評:


唄とストーリーがベストマッチ!圧倒されました。
製作年 : 2007年
製作国 : フランス=チェコ=イギリス
配給 : ムービーアイ エンタテインメント
監督・脚本: オリヴィエ・ダアン
出演 : マリオン・コティヤール、ジェラール・ドパルデュー
あらすじ:
1915年にパリのベルヴィルで生まれたエディットは幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。
一度は失明したものの奇跡的に回復し、後に大道芸人の父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っているところを、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。
やがて世界的なスター歌手となった彼女は生涯最愛の恋人マルセルと出会うのだった…。(goo映画より)
この映画を素晴らしい形にしてくれたのは、
なによりも、マリオン・コティヤールの演技でしょう。
20歳のはじけるような笑顔から、
47歳で亡くなる寸前の老婆のような姿まで。
映画本編ではピアフの歌声が使われているそうですが、
彼女の息遣いや舌の動きまで研究したというマリオン。
ピアフ本人がのりうつったような舞台シーンには、
思わず涙がでました。
でも、ピアフの歌は聞いたことがあっても、
こんなにエキセントリックな人だとは・・・
思いもよりませんでした。
ほろ酔い気分でジョークを飛ばし、
愛嬌を振りまいていたかと思うと、
次の瞬間には叫び声をあげ、ワガママをまき散らす。
愛する人にはいつも側にいて欲しい。
そして、何があっても舞台に立ちたい。歌いたい。
そんな彼女を作り上げたのは、
どんな過去だったのか。
晩年の姿と幼少期からデビュー初期辺りを
いったりきたりしながら話は進みます。
そこに彼女の歌がうまく配されていて、
彼女がどんな思いで歌を歌ったのか、
実にすんなりと入ってきました。
この演出が一番効いていたのは、
恋人・マルセルを亡くしたシーンです。
訃報に耳を貸さず、屋敷中を探し回るピアフ。
迷路のような通路を抜けた先に舞台があり、
「愛の賛歌」を高らかに歌い上げます。
酒とクスリでぼろぼろになった身体は、
背骨がまがり、眼窩が飛び出し、40代には見えません。
そんな姿を恐れずに演じたマリオンもすごいけど、
普通の女なら。
こんな姿を誰にも見せたくない、と思うのではないかと思います。
でも、歌姫ピアフはプロ。
倒れても、倒れても、立ち上がって歌い続ける。
あんなに激しい人生を送って、
それでも、
「後悔はしない!」
と言えるなんて。
歌声に惚れ、生き方に惚れました。
この映画を見ると、絶対欲しくなるサントラ盤。
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