2007年09月19日(水) 21:16
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
ちびちび的プチ評:
バカバカしくて笑える。
独特な世界観にはまれるかどうか、です。
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 : 三池崇史
出演 : 伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、石橋貴明、木村佳乃、
香川照之、桃井かおり、クエンティン・タランティーノ
あらすじ:
壇ノ浦の戦いから数百年、平家の落人が拓いた山あいの寒村“湯田”は、埋蔵金の噂を聞きつけ押し寄せたよそ者たちに荒らされ放題だった。
そして今、平清盛の平家ギャングと源義経率いる源氏ギャングの果て無き抗争の真っ只中に、さすらいのガンマンが流れ着く。清盛も義経も凄腕のガンマンを用心棒にしようと画策するが、寡黙な男が目を留めたのは、清盛への復讐心に燃え、義経の元に身を寄せる女・静だった。(goo映画より)
「ジャンゴ」とは、
マカロニ・ウエスタン『続・荒野の用心棒』の主人公の名前。
黒澤明監督の『用心棒』が海を渡って数十年。
地球を一回りしてスキヤキ・ウエスタンとして帰ってきた!
という宣伝文句ですが、
ちびちびには、「これはまた別の話」と思えました。
も、ホントに独創的な世界です。
オープニングでは、舞台の書割のような富士山と夕日。
続いて、純日本式の家屋。
でも中は無国籍なセット。
吹き抜ける突風に転がっていく樽・・・。
うーん。これこれ。これぞ、西部劇!
登場人物はみんな、
田舎のヤンキーか汚いロックミュージシャンかって格好です。
破れたジーンズにペイントしてあって、
上から羽織るのは和柄の布。
特に、弁慶役の石橋貴明さんの格好が笑えました。
旧来の弁慶装束を、
なんとかスキヤキ・ウエスタン風にしたんだな、と
苦労のあとがみえました。
セットや衣装だけでなく、
ストーリーにも突っ込みどころ満載なのですが、
タランティーノの「アニメおたく」宣言や、
香川照之の一人芝居、石橋貴明さんのおかま芝居。
それぞれを楽しめるかどうかが、
この映画の世界に入れるかどうかの決め手かもしれません。
にしても。
世界進出を視野にして台詞を英語にしたのか、
なんだか分かりませんが。
ブロークンな英語でも、
こういう世界観なんだと思えば楽しめるかもしれませんが。
なんであんなに、
台詞が一本調子なんでしょう。
日本の役者は、
声を使い分けることができないと言われます。
怒ってるときも、嬉しいときも、
ライバルを前にしても、愛しい人を前にしても、
すべて一緒か、ステレオタイプか、どちらかです。
例えば、佐藤浩市さんの演じたキレた清盛は、
ずっ〜〜と低音でどすをきかせてしゃべっています。
が、清盛のキレっぷりにも、段階がある、はず。
シェイクスピアを朗読するときと、
ガトリング銃をぶっ放すときとが同じでは、
観る側に「大切なもの」が伝わらない気がします。
それに。
長い説明台詞では寝てしまうよ〜。
この映画でも、むやみやたらと人が殺されます。
ガン・アクションは、
素人でも思わず真似したくなりますが、
スキヤキとしてウエスタンを創るのなら。
マカロニとは違う一味が欲しかったな。
というのが、正直なところでした。
ちびちび的プチ評:
バカバカしくて笑える。
独特な世界観にはまれるかどうか、です。
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 : 三池崇史
出演 : 伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、石橋貴明、木村佳乃、
香川照之、桃井かおり、クエンティン・タランティーノ
あらすじ:
壇ノ浦の戦いから数百年、平家の落人が拓いた山あいの寒村“湯田”は、埋蔵金の噂を聞きつけ押し寄せたよそ者たちに荒らされ放題だった。
そして今、平清盛の平家ギャングと源義経率いる源氏ギャングの果て無き抗争の真っ只中に、さすらいのガンマンが流れ着く。清盛も義経も凄腕のガンマンを用心棒にしようと画策するが、寡黙な男が目を留めたのは、清盛への復讐心に燃え、義経の元に身を寄せる女・静だった。(goo映画より)
「ジャンゴ」とは、
マカロニ・ウエスタン『続・荒野の用心棒』の主人公の名前。
黒澤明監督の『用心棒』が海を渡って数十年。
地球を一回りしてスキヤキ・ウエスタンとして帰ってきた!
という宣伝文句ですが、
ちびちびには、「これはまた別の話」と思えました。
も、ホントに独創的な世界です。
オープニングでは、舞台の書割のような富士山と夕日。
続いて、純日本式の家屋。
でも中は無国籍なセット。
吹き抜ける突風に転がっていく樽・・・。
うーん。これこれ。これぞ、西部劇!
登場人物はみんな、
田舎のヤンキーか汚いロックミュージシャンかって格好です。
破れたジーンズにペイントしてあって、
上から羽織るのは和柄の布。
特に、弁慶役の石橋貴明さんの格好が笑えました。
旧来の弁慶装束を、
なんとかスキヤキ・ウエスタン風にしたんだな、と
苦労のあとがみえました。
セットや衣装だけでなく、
ストーリーにも突っ込みどころ満載なのですが、
タランティーノの「アニメおたく」宣言や、
香川照之の一人芝居、石橋貴明さんのおかま芝居。
それぞれを楽しめるかどうかが、
この映画の世界に入れるかどうかの決め手かもしれません。
にしても。
世界進出を視野にして台詞を英語にしたのか、
なんだか分かりませんが。
ブロークンな英語でも、
こういう世界観なんだと思えば楽しめるかもしれませんが。
なんであんなに、
台詞が一本調子なんでしょう。
日本の役者は、
声を使い分けることができないと言われます。
怒ってるときも、嬉しいときも、
ライバルを前にしても、愛しい人を前にしても、
すべて一緒か、ステレオタイプか、どちらかです。
例えば、佐藤浩市さんの演じたキレた清盛は、
ずっ〜〜と低音でどすをきかせてしゃべっています。
が、清盛のキレっぷりにも、段階がある、はず。
シェイクスピアを朗読するときと、
ガトリング銃をぶっ放すときとが同じでは、
観る側に「大切なもの」が伝わらない気がします。
それに。
長い説明台詞では寝てしまうよ〜。
この映画でも、むやみやたらと人が殺されます。
ガン・アクションは、
素人でも思わず真似したくなりますが、
スキヤキとしてウエスタンを創るのなら。
マカロニとは違う一味が欲しかったな。
というのが、正直なところでした。
2007年08月03日(金) 17:51
夕凪の街 桜の国
ちびちび的プチ評
一発の爆弾が破壊する生活と人生と未来。
戦争をしたい人たちに観てほしい。
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
配給 : アートポート
監督・脚本:佐々部清
原作 : こうの史代
出演 : 田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、中越典子、伊崎充則、金井勇太、藤村志保、堺正章
あらすじ:
原爆投下から13年後の広島。そこに暮らす平野皆実は、打越に愛を告白される。だが彼女は、原爆で父と妹を失い、自分が生き残っているという事が深い心の傷になっていた。そんな彼女の想いを打越は優しく包み込むが、やがて皆実に原爆症の症状が……。
半世紀後。今は東京で暮らす皆実の弟・旭は、家族に内緒で広島の旅に出る。そんな父を心配する娘の七波は、ひょんなことから友人の利根東子と共に、旭の後を追って広島へ向かう……。(goo映画より
昭和33年の広島を舞台とする「夕凪の街」と、
現代の東京と広島を旅する「桜の国」の連続短編です。
「夕凪の街」では、
原爆を生き延びた皆実と母、水戸に疎開した弟が登場します。
母の方は、一週間ほど視力を失っていたので、
原爆が落とされた直後の「地獄」を見ていません。
が、皆実は、妹をおぶって市内をさまよい、
その背中で妹は息を引き取ります。「長生きしてね」と言い残して。
うちは幸せになったらいけんような気がして。
普通におだやかに暮らしている26歳の女性が、
そんなことを思わなくてはいけないなんて。
皆実は、愛する人からのプロポーズにも、
素直に喜べない。
誰かに「死ねばいい」と思われた自分、
そして、生き延びてしまった自分。
麻生久美子さん演じる皆実が、
あまりにフツーでいい人なので、
彼女が死に際にはく台詞にドキリとしました。
「なぁ、うれしい?やった、また一人殺せた!って、ちゃんと思うてくれとる?」
「いい人」からの「毒」だからこそ、
ものすごい効き目があります。
そして、「桜の国」は、
皆実の弟・旭とその娘・七波のお話です。
この話で、ちびちびは今まで知らなかったことを
知ることができました。
それは、家族に「被爆者」がいることは、
語られない、隠された事実であるということ。
当時からも偏見、差別と闘ってきた人たちは、
それを家族に話すことをやめてしまう。
もちろん、見聞きした「生き地獄」についても。
語らず、語られずに成長した七波は、
突然、広島に旅した父を尾行することで、
家族のルーツを知ることになります。
七波を演じている田中麗奈さんだけが、
周囲とは少し違ってフワフワしているように見えます。
が、彼女は「家族」と向き合い、
命のつながりを感じ、生まれてきた意味を知り、
タブーを乗り越え、地に足をつけて「生きる」ことを選択するのです。
ラストシーンの彼女の表情が
とても深くてよかったです。
原爆は、その場にいた何百人もの命を奪っただけでなく、
何世代にもまたがって傷跡を残している。
その現実が、声高に叫ばれるのではなく、
静かにメッセージとして送られてきます。
これは決して「しょうがない」で済まされる話じゃありません。
この日映画館にいた半数ほどの人が
ご年配のかたでした。
で、その方たちほど、涙しておられました。
遠い日の話とならないように。
語り継いでほしい。
観て欲しい映画でした。
こちらが原作となったこうの史代さんの漫画です。
ちびちび的プチ評
一発の爆弾が破壊する生活と人生と未来。
戦争をしたい人たちに観てほしい。
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
配給 : アートポート
監督・脚本:佐々部清
原作 : こうの史代
出演 : 田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、中越典子、伊崎充則、金井勇太、藤村志保、堺正章
あらすじ:
原爆投下から13年後の広島。そこに暮らす平野皆実は、打越に愛を告白される。だが彼女は、原爆で父と妹を失い、自分が生き残っているという事が深い心の傷になっていた。そんな彼女の想いを打越は優しく包み込むが、やがて皆実に原爆症の症状が……。
半世紀後。今は東京で暮らす皆実の弟・旭は、家族に内緒で広島の旅に出る。そんな父を心配する娘の七波は、ひょんなことから友人の利根東子と共に、旭の後を追って広島へ向かう……。(goo映画より
昭和33年の広島を舞台とする「夕凪の街」と、
現代の東京と広島を旅する「桜の国」の連続短編です。
「夕凪の街」では、
原爆を生き延びた皆実と母、水戸に疎開した弟が登場します。
母の方は、一週間ほど視力を失っていたので、
原爆が落とされた直後の「地獄」を見ていません。
が、皆実は、妹をおぶって市内をさまよい、
その背中で妹は息を引き取ります。「長生きしてね」と言い残して。
うちは幸せになったらいけんような気がして。
普通におだやかに暮らしている26歳の女性が、
そんなことを思わなくてはいけないなんて。
皆実は、愛する人からのプロポーズにも、
素直に喜べない。
誰かに「死ねばいい」と思われた自分、
そして、生き延びてしまった自分。
麻生久美子さん演じる皆実が、
あまりにフツーでいい人なので、
彼女が死に際にはく台詞にドキリとしました。
「なぁ、うれしい?やった、また一人殺せた!って、ちゃんと思うてくれとる?」
「いい人」からの「毒」だからこそ、
ものすごい効き目があります。
そして、「桜の国」は、
皆実の弟・旭とその娘・七波のお話です。
この話で、ちびちびは今まで知らなかったことを
知ることができました。
それは、家族に「被爆者」がいることは、
語られない、隠された事実であるということ。
当時からも偏見、差別と闘ってきた人たちは、
それを家族に話すことをやめてしまう。
もちろん、見聞きした「生き地獄」についても。
語らず、語られずに成長した七波は、
突然、広島に旅した父を尾行することで、
家族のルーツを知ることになります。
七波を演じている田中麗奈さんだけが、
周囲とは少し違ってフワフワしているように見えます。
が、彼女は「家族」と向き合い、
命のつながりを感じ、生まれてきた意味を知り、
タブーを乗り越え、地に足をつけて「生きる」ことを選択するのです。
ラストシーンの彼女の表情が
とても深くてよかったです。
原爆は、その場にいた何百人もの命を奪っただけでなく、
何世代にもまたがって傷跡を残している。
その現実が、声高に叫ばれるのではなく、
静かにメッセージとして送られてきます。
これは決して「しょうがない」で済まされる話じゃありません。
この日映画館にいた半数ほどの人が
ご年配のかたでした。
で、その方たちほど、涙しておられました。
遠い日の話とならないように。
語り継いでほしい。
観て欲しい映画でした。
こちらが原作となったこうの史代さんの漫画です。
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2007年07月30日(月) 14:40
『蟲師』
ちびちび的プチ評:
映像美が、心の真ん中の深いところに
飛び込んでくるようでした。
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
配給 : 東芝エンタテインメント
監督 :大友克洋
原作 :漆原由紀
出演 :オダギリジョー、蒼井優、江角マキコ、大森南朋
あらすじ:
100年前の日本では、ある日突然、耳が聞こえなくなったり、角が生えたりする奇妙な現象が起きる事があった。
人々はそれを、目には見えない“蟲”の仕業と噂した。そして、その蟲の姿が見え、封じることが出来る者を蟲師と呼んだ。
蟲師・ギンコは、筆で書いた文字で蟲を封じる足の悪い美しい娘、淡幽に会うため長い旅を続けていた。しかし、ある事件に巻き込まれ、ギンコ自身が蟲に冒されてしまい…。(goo映画より)
山、山、雪、山、池、山。
「おぉ〜、大自然」
といった感じです。
神秘的で、かつ魅惑的な自然が、
とてもキレイに、丁寧に撮影されています。
「蟲」というので、
ムシいっぱいだったらどうしよう
とビビッていたのですが、
「蟲」は、普通の人には見えない。
でも、「あるところにある」状態が崩れると、
人に影響を与えたりもする。
この「蟲」を制するのが「蟲師」の仕事です。
子どもの頃の記憶がなく、
左目が義眼の蟲師・ギンコが旅をしながら
いろんな蟲と出会います。
うねる虹を探している虹郎、
蟲にとりつかれた淡幽と元・蟲師の乳母。
そして、ギンコと浅からぬ因縁を持つ女蟲師・ぬい。
映像はきれいだし、話は不思議だしで、
一気に作品世界に連れて行かれました。
でもまったりと進むので、
退屈に感じる人もいるかもしれません。
ちびちびは引き込まれましたけど。
主演の蟲師・オダギリジョーさん。
彼はONとOFFのギャップが
おもしろい役者さんだと思うのですが、
この映画でも、そこが際立ってました。
どんな役でもマフラーをするんだな〜
という気はしましたが。
蟲師は、人にとりついた蟲をはらうわけですが、
それは決して、「プチン
」と
つぶして殺してしまうわけではありません。
蟲の命の源を探し、あるべき状態に戻すだけ。
何も壊さないし傷つけない。
今の時代にこの映画が作られた意味は、
そこにあるように感じました。
ほぉ〜
となって、
終わってからパンフレットを読んで知りました。
映画のロケに使われた場所、
ちびちびの育った地域でした。
懐かしく感じるはずだわ。
DVDはこちら!
ちびちび的プチ評:
映像美が、心の真ん中の深いところに
飛び込んでくるようでした。
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
配給 : 東芝エンタテインメント
監督 :大友克洋
原作 :漆原由紀
出演 :オダギリジョー、蒼井優、江角マキコ、大森南朋
あらすじ:
100年前の日本では、ある日突然、耳が聞こえなくなったり、角が生えたりする奇妙な現象が起きる事があった。
人々はそれを、目には見えない“蟲”の仕業と噂した。そして、その蟲の姿が見え、封じることが出来る者を蟲師と呼んだ。
蟲師・ギンコは、筆で書いた文字で蟲を封じる足の悪い美しい娘、淡幽に会うため長い旅を続けていた。しかし、ある事件に巻き込まれ、ギンコ自身が蟲に冒されてしまい…。(goo映画より)
山、山、雪、山、池、山。
「おぉ〜、大自然」
といった感じです。
神秘的で、かつ魅惑的な自然が、
とてもキレイに、丁寧に撮影されています。
「蟲」というので、
ムシいっぱいだったらどうしよう
とビビッていたのですが、
「蟲」は、普通の人には見えない。
でも、「あるところにある」状態が崩れると、
人に影響を与えたりもする。
この「蟲」を制するのが「蟲師」の仕事です。
子どもの頃の記憶がなく、
左目が義眼の蟲師・ギンコが旅をしながら
いろんな蟲と出会います。
うねる虹を探している虹郎、
蟲にとりつかれた淡幽と元・蟲師の乳母。
そして、ギンコと浅からぬ因縁を持つ女蟲師・ぬい。
映像はきれいだし、話は不思議だしで、
一気に作品世界に連れて行かれました。
でもまったりと進むので、
退屈に感じる人もいるかもしれません。
ちびちびは引き込まれましたけど。
主演の蟲師・オダギリジョーさん。
彼はONとOFFのギャップが
おもしろい役者さんだと思うのですが、
この映画でも、そこが際立ってました。
どんな役でもマフラーをするんだな〜
という気はしましたが。
蟲師は、人にとりついた蟲をはらうわけですが、
それは決して、「プチン
」と
つぶして殺してしまうわけではありません。
蟲の命の源を探し、あるべき状態に戻すだけ。
何も壊さないし傷つけない。
今の時代にこの映画が作られた意味は、
そこにあるように感じました。
ほぉ〜
となって、
終わってからパンフレットを読んで知りました。
映画のロケに使われた場所、
ちびちびの育った地域でした。
懐かしく感じるはずだわ。
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2007年07月29日(日) 14:06
『さくらん』
ちびちび的プチ評:
美術がすんばらしくキレイ!それだけが印象に残りました。
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
監督 : 蜷川実花
原作 : 安野モヨコ
脚本 : タナダユキ
出演 : 土屋アンナ、椎名桔平、成宮寛貴、木村住乃、菅野美穂
あらすじ:
お蘭によって吉原の玉菊屋に連れてこられた8歳の少女。きよ葉と名付けられた彼女は、高級花魁・粧ひに面倒を見られることになった。玉菊屋から脱走を図り続けるきよ葉だったが、粧ひに導かれ吉原一の花魁を目指す事を決意する。
やがて17歳となったきよ葉は、美貌と鼻っ柱の強さで一躍江戸中の注目を集める存在に。そんなきよ葉は、お客として来たうぶな青年・惣次郎と初めての恋に落ちるのだが…。(goo映画より)
写真家・蜷川実花さんの劇場公開長編初監督作品!
原作は安野モヨコ!
音楽は椎名林檎!
主演は土屋アンナ!
と、話題となったこの作品ですが、
それぞれ一つずつ見るとよかったのに、
一本の映画となると「う〜む
」となるのはなぜだろう・・・。
毒が毒を打ち消した。
というほど、毒があるわけでもなく。
没個性的で際立っていないわけでもなく。
ただただ、
「ハーモニー」として成立していなかったのかな〜。
原作の漫画は読んでいないので横においとくとして、
土屋アンナちゃんの花魁姿、かわいかったです。
椎名林檎さんの音楽、しびれました。
でも、見終わって、後に残るのは、
極彩色の世界だけなのです。
ちびちびはお話と演技を見たい人なので、
お話に深みがなく、
人物に悲しみも強さもみえなかったから
視界に入らなかったということでしょう。
でもホントに、とっても、美術がステキでした。
活花も凝ってました。
衣装もおもしろかったです。
今流行の「和風チック」が好きな人にはいいのかも。
これまで作られてきた江戸の時代劇、吉原モノの世界を
見事なまでに打ち崩した挑戦だったとは思います。
対比するなら『SAYURI』。
帯がゼブラ柄だったり、
現代の紙巻タバコを知っているからこその台詞があったり、
「ありえねぇ〜」と思うような、
突っ込みどころ満載ではあるのですが、
新しい描き方として、
若い世代には受け入れられるのかもしれません。
でもね・・・。
どうせ既成の世界観を壊すのだったら、
ステレオタイプな演技はやめて欲しい。
「おぉ〜ほっほっほっほ」
と、思ったのでありんす。
DVDはこちら!
ちびちび的プチ評:
美術がすんばらしくキレイ!それだけが印象に残りました。
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
監督 : 蜷川実花
原作 : 安野モヨコ
脚本 : タナダユキ
出演 : 土屋アンナ、椎名桔平、成宮寛貴、木村住乃、菅野美穂
あらすじ:
お蘭によって吉原の玉菊屋に連れてこられた8歳の少女。きよ葉と名付けられた彼女は、高級花魁・粧ひに面倒を見られることになった。玉菊屋から脱走を図り続けるきよ葉だったが、粧ひに導かれ吉原一の花魁を目指す事を決意する。
やがて17歳となったきよ葉は、美貌と鼻っ柱の強さで一躍江戸中の注目を集める存在に。そんなきよ葉は、お客として来たうぶな青年・惣次郎と初めての恋に落ちるのだが…。(goo映画より)
写真家・蜷川実花さんの劇場公開長編初監督作品!
原作は安野モヨコ!
音楽は椎名林檎!
主演は土屋アンナ!
と、話題となったこの作品ですが、
それぞれ一つずつ見るとよかったのに、
一本の映画となると「う〜む
」となるのはなぜだろう・・・。
毒が毒を打ち消した。
というほど、毒があるわけでもなく。
没個性的で際立っていないわけでもなく。
ただただ、
「ハーモニー」として成立していなかったのかな〜。
原作の漫画は読んでいないので横においとくとして、
土屋アンナちゃんの花魁姿、かわいかったです。
椎名林檎さんの音楽、しびれました。
でも、見終わって、後に残るのは、
極彩色の世界だけなのです。
ちびちびはお話と演技を見たい人なので、
お話に深みがなく、
人物に悲しみも強さもみえなかったから
視界に入らなかったということでしょう。
でもホントに、とっても、美術がステキでした。
活花も凝ってました。
衣装もおもしろかったです。
今流行の「和風チック」が好きな人にはいいのかも。
これまで作られてきた江戸の時代劇、吉原モノの世界を
見事なまでに打ち崩した挑戦だったとは思います。
対比するなら『SAYURI』。
帯がゼブラ柄だったり、
現代の紙巻タバコを知っているからこその台詞があったり、
「ありえねぇ〜」と思うような、
突っ込みどころ満載ではあるのですが、
新しい描き方として、
若い世代には受け入れられるのかもしれません。
でもね・・・。
どうせ既成の世界観を壊すのだったら、
ステレオタイプな演技はやめて欲しい。
「おぉ〜ほっほっほっほ」
と、思ったのでありんす。
DVDはこちら!
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2007年06月27日(水) 22:39
『憑神』
ちびちび的プチ評:
迷いながら創って、慌しく終わった感じです。
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
配給 : 東映
監督 : 降旗康男
原作 : 浅田次郎
撮影 : 木村大作
出演 : 妻夫木聡、夏木マリ、赤井英和、香川照之、西田敏行
あらすじ:
幕末。別所彦四郎は、婿養子に行った先から離縁され、兄夫婦の家に居候という、肩身の狭い思いをしていた。
あるとき彦四郎は、旧友、榎本武揚と再会する。そば屋の親父が言うには、榎本が出世したのは、向島にある「三囲り(みめぐり)稲荷」にお参りしたからだという。
その帰り道、酔った彦四郎は「三巡り(みめぐり)稲荷」を発見。ここぞとばかりに神頼みする彦四郎だったが、それは「みめぐり」違いで、災いを呼び寄せるお稲荷様だった…。(goo映画より)
ちびちびは映画に限らず、ドラマも舞台も好きです。
要は、「お芝居」が好きなのです。
お芝居を見る上の大前提として、
その役が、その役に見えること。
が、あると思います。
その点でいくと、ぜーんぜん、
そうは見えない人たちがいっぱいの映画でした。
元夫婦なのに、元夫婦に見えない。
相撲取りなのに、相撲取りに見えない。
はぁ〜。
も少し、ちゃんと役を作って、芝居を見せて欲しい。
例えば。
妻夫木聡さん演じる彦四郎と、
元妻・八重の笛木優子さんのシーンです。
貧乏神を義父(八重のお父さんね)に振ったため、
家屋は全焼、一文無しになってしまいます。
元妻と一人息子の身を案じた彦四郎がやって来て、
握り飯を渡し、なぐさめ、キスをする。
この夫婦、愛し合っていたのに父に引き裂かれ、
会ったのは一年ぶりくらいのはず。
なのに、なぜにそんなに他人行儀なの?
なぐさめて励まそうとしてる人が、そんな口調でしゃべるかいよ。
夫婦のキスが、なんでそんなにぎこちないのさ。
そんで、なんでそんなに冷めてるのさ。
まーったく、「愛情」が伝わってこない。
ちびちびの胸にはスーッと冷たい風が吹きました。
だって、明らかに。
夫は遠慮してるし、妻は嫌がってるし。
映画を通して、とても慌しい雰囲気が伝わってくるのです。
まるで大急ぎで作ったかのような・・・。
原作よりも「運命を自分で切り開こうとする若侍」をふくらませて、
神との対決にも、おもしろい結末を作ったと思います。
でも、前半で積み上げていくものがないので、
なんとも中途半端にクライマックスを迎えてしまいます。
落ちもカタルシスもないまんまです。
この映画を観て、
運命に流される人生よりも、
自分でつかもうとする方が愉快だぜ!
とか、
そのためには、責任も追うんだよ〜
とか、思う人がいるのかしらん。
そう!
どっちに行きたいのかが、はっきり分からないのですよ!
人情劇なのか、青春劇なのか、はたまたコメディなのか。
これは脚本の失敗では?
画はとてもきっちりしっかり詰まっていましたから。
エンディングで、いきなり現代になり、
原作者の浅田次郎さんが登場します。
そして、米米CLUBクラブの「御利益」の歌。
なんだ、やっぱりコメディにしたかったのでは?
と思ってしまいました。
いつもの評価だと、
0.5個にしたかったのですが、
絵文字を半分には切れないので、
やむなく「雪だるま
」にしときました。
DVDはこちら!
ちびちび的プチ評:
迷いながら創って、慌しく終わった感じです。
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
配給 : 東映
監督 : 降旗康男
原作 : 浅田次郎
撮影 : 木村大作
出演 : 妻夫木聡、夏木マリ、赤井英和、香川照之、西田敏行
あらすじ:
幕末。別所彦四郎は、婿養子に行った先から離縁され、兄夫婦の家に居候という、肩身の狭い思いをしていた。
あるとき彦四郎は、旧友、榎本武揚と再会する。そば屋の親父が言うには、榎本が出世したのは、向島にある「三囲り(みめぐり)稲荷」にお参りしたからだという。
その帰り道、酔った彦四郎は「三巡り(みめぐり)稲荷」を発見。ここぞとばかりに神頼みする彦四郎だったが、それは「みめぐり」違いで、災いを呼び寄せるお稲荷様だった…。(goo映画より)
ちびちびは映画に限らず、ドラマも舞台も好きです。
要は、「お芝居」が好きなのです。
お芝居を見る上の大前提として、
その役が、その役に見えること。
が、あると思います。
その点でいくと、ぜーんぜん、
そうは見えない人たちがいっぱいの映画でした。
元夫婦なのに、元夫婦に見えない。
相撲取りなのに、相撲取りに見えない。
はぁ〜。
も少し、ちゃんと役を作って、芝居を見せて欲しい。
例えば。
妻夫木聡さん演じる彦四郎と、
元妻・八重の笛木優子さんのシーンです。
貧乏神を義父(八重のお父さんね)に振ったため、
家屋は全焼、一文無しになってしまいます。
元妻と一人息子の身を案じた彦四郎がやって来て、
握り飯を渡し、なぐさめ、キスをする。
この夫婦、愛し合っていたのに父に引き裂かれ、
会ったのは一年ぶりくらいのはず。
なのに、なぜにそんなに他人行儀なの?
なぐさめて励まそうとしてる人が、そんな口調でしゃべるかいよ。
夫婦のキスが、なんでそんなにぎこちないのさ。
そんで、なんでそんなに冷めてるのさ。
まーったく、「愛情」が伝わってこない。
ちびちびの胸にはスーッと冷たい風が吹きました。
だって、明らかに。
夫は遠慮してるし、妻は嫌がってるし。
映画を通して、とても慌しい雰囲気が伝わってくるのです。
まるで大急ぎで作ったかのような・・・。
原作よりも「運命を自分で切り開こうとする若侍」をふくらませて、
神との対決にも、おもしろい結末を作ったと思います。
でも、前半で積み上げていくものがないので、
なんとも中途半端にクライマックスを迎えてしまいます。
落ちもカタルシスもないまんまです。
この映画を観て、
運命に流される人生よりも、
自分でつかもうとする方が愉快だぜ!
とか、
そのためには、責任も追うんだよ〜
とか、思う人がいるのかしらん。
そう!
どっちに行きたいのかが、はっきり分からないのですよ!
人情劇なのか、青春劇なのか、はたまたコメディなのか。
これは脚本の失敗では?
画はとてもきっちりしっかり詰まっていましたから。
エンディングで、いきなり現代になり、
原作者の浅田次郎さんが登場します。
そして、米米CLUBクラブの「御利益」の歌。
なんだ、やっぱりコメディにしたかったのでは?
と思ってしまいました。
いつもの評価だと、
0.5個にしたかったのですが、
絵文字を半分には切れないので、
やむなく「雪だるま
」にしときました。
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